チャレンジ!梅漬け素人主婦がやってみるシリーズ。 第8回 -赤じそ入れ-

梅漬け素人主婦うめ美の、梅仕事チャレンジ日記

目次

梅仕事10日目 「梅酢を保存」

梅漬けから5日後に重しを半分にして、そこからさらに5日後。

5日前に重しを5キロから2.5キロに変更済み
梅酢がかなりあがっていて、心配していたカビも全くなし。


白漬けの方もちゃんと梅酢が確認できる。

5日前に重しを2.5キロから500mlのペットボトルに水を入れたものに変更済み


漬けてから約10日後の梅酢はとてもまろやかで美味しいらしいので保存しておくことに。

梅が十分隠れる程度の梅酢を残して、おたまですくって消毒した瓶に保存。

綺麗な薄ピンク色。

梅漬け自体もさることながら梅酢もとっても良い香り。

果実の華やかで爽やかな香りがたまらない。

香水がわりに梅酢つけようかしら。

味はというと米酢よりも優しい酸味で、果実味的な甘さを感じるのと共に塩味も感じる。

普通のお酢では味わえない、豊潤な味わい。

料理で酸味が必要な場合、お酢よりいいかも。

美味しそうな副産物ができたので後々料理に使っていこうかと思います。



梅仕事11日目 「しそ入れ(赤梅干し)」

いよいよ赤じそ入れです。

赤梅干し用に漬けた5キロに、赤じそを入れて行きます。

材料

正味 1kg

食塩 200g

白梅酢 2カップ

関東のスーパーでよく見かけるのが袋詰めされた赤じそ。

1袋で大体1キロ染まるということで5袋購入。

スーパーで「5袋も買うの?!」と怖気付くも、初めてなので忠実に5袋購入。

売り場に置いてある半分をかっさらってやった。


1

赤じその選別

傷んだものや緑色になったものを省いて、柄についているものがあれば外していく
この作業なめてました。

とーーーっても時間がかかった。

1袋選別するのに1時間。

計算すると5袋だから5時間?とゾゾゾっとしたので旦那に手伝ってもらう事に。

それでも終わるまで2時間半以上かかった。

最後の方は疲れ果てて、選別の基準も曖昧になっていき、まあいいか、、、と雑な仕事となってしまった。

この作業が美味さに繋がると信じて耐えましたが、なんとかならないものか、、、

ちなみに傷んだ葉は紫蘇ジュースにできるのでとっておきます。


2

たっぷりの水で優しく水洗い

3回ほど水をかえて洗うと汚れも大分落ちる
初めは意外と汚れが多くて、ビビるほど黒い水がでてきたけれど3回もするとほとんどなくなりました。


3

ザルにあげて水気を切る

水気はカビの原因となるので十分に切る
カビの原因となると言われたら、それはそれは気合いを入れて水を切らざるを得ない。

キッチンペーパーや清潔な布巾でこれでもかっというくらい水気をとった。

なんなら乾かした方がいいんじゃないかと閃き、机の上にビニール袋と新聞紙を敷いて重ならないように広げてみた。




作業開始が夜中近かったので、この段階で夜明け前。

疲れすぎて乾かした状態で、うっかりうたた寝をしてしまった。

ハッと気づくとすっかり朝日が昇っている。

赤じそを見ると、、、しまった、乾かしすぎて縮んでいる!!!

水気は完全に飛んだのはいいものの、飛びすぎてひと回りも小さくなって少しシワシワになっている!

心配になりつつも慌てて次の工程へ。


4

分量の塩を半分に分けて、赤じそに投入

5

もんでアク抜きをする
本来ならここで水分がドバーッとでてくるはずなのですが、乾かしすぎて揉んでも揉んでもあまり水分が出てこない。

いくら力を入れても無理。

右手握力16kgの私じゃ埒があかないので旦那登場。

揉むというか拳で押すとようやく水分がじゅわーっと出てきた。


6

硬く絞ってアクを捨てる
旦那が"鬼の形相"の手本のような顔をして絞っていました。

推定握力100キロです(嘘です)。


7

もう半分の塩を入れ2回目のアク抜き
4で硬く絞った赤じそをほぐして2回目のアク抜き。

やはり、相当な力を入れないと水分が出てこない。

旦那も力入れすぎて拳の皮がむけて負傷してしまったので程々で2回目は終了。

8

硬く絞ってアクを捨てる
拳の赤色が血痕ではなく赤じその色だとは誰も思わないでしょう。

拳の傷が喧嘩ではなく赤じそとの戦いでとは誰も思わないでしょう。


9

アク抜きした赤じそに梅酢を2カップ加える
梅漬けしている容器から梅酢を採って加えます。


10

もみほぐす
梅酢を入れた途端に鮮やかな赤色に発色。

目も覚めるような赤色で、紫蘇のもみ疲れも少し吹っ飛んだ。


11

梅漬けに6の赤じそを投入

すき間なく平らにのせる
ついに梅と赤じそが出会った。

この色どり、見た目がもう美味しい。

労力あった分、もの凄い達成感。

嬉しい。


12

赤じそを揉んだ容器に残っている梅酢も全部入れる
2カップ採った梅酢を元に戻すイメージ。

これだけ赤じそが綺麗に発色したら、きっと色よく漬かるでしょう。

どんな色付き方になるのか楽しみ。


13

中ぶた、重しを戻して、紙ぶたをする

このまま梅雨明け、土用干しまで冷暗所で保存
これで赤じそ入れはひとまず完了。

ふうううう、今回の梅仕事は長い道のりだった。

乾かしすぎたのが余計な手間をプラスさせてしまった。

色々と反省点が多い回でした。


保存したあとは干すだけ。

完成間近です。







※別冊週刊女性「梅干し・ウメ酒・うめ料理Q&A」藤巻あつこ著 主婦と生活社 を参考にしたレシピです


第9回へ続きます。