チャレンジ!梅漬け素人主婦がやってみるシリーズ。 第11回 -梅を干す その2-

梅漬け素人主婦うめ美の、梅仕事チャレンジ日記

目次

前回、梅干し合宿1日目の様子と干す工程を載せました。

今回は合宿2日目以降から最後までお伝えいたします。


合宿2日目

梅酢に一晩つけたので、再びザルに置いていく。

この日は手が汚れるから箸で。

でも挟む時に梅の身に穴があいたりするので素手の方がよかったかも。

日中、干してる途中でひっくり返す作業も忘れずに。


梅酢の天日干しは初日だけでもよかったけど日照時間が少なかったのが気になったのでこの日も干した。

梅酢カバーは食卓の虫除けかご(実家あるある)が大活躍。



この日天気予報は晴れ時々曇りだったけど、昨日よりは日差しが安定していたので良く干せた。

全体的にしなっとしてきたが、まだ水分が多分に含んでいそうな見た目。

今日からは夜もそのまま外気に触れさせ夜露をつけます。



さて、日光消毒した梅酢ですが、ガーゼを置いたザルで濾してから消毒した容器に保存。

今回はペットボトルに詰めた。

向かって右が白梅酢
左が赤梅酢
これも素敵な副産物。

色々と使っていくつもりです。


合宿3日目

外は猛烈な暑さ。

天気予報も晴れマークのみ。

朝からばっちりと日差しが出ている。

人間的にはヘロヘロな気候だったが、この日はよく干せた。

こういう晴れた日は「天気どうかな?」と窓の外を気にすることもなく、気疲れしないから気持ちがラク。

今日一日経った梅の様子はというと一回り縮んだ感じがする。

皮もしっかりしてきた。


合宿4日目

引き続きの猛暑日。

でも空模様は雲がわりかし多く、日差しは指してるのにスッキリと晴れない。

夕方に重い雲が出てきたので夕方早めに一度屋内に保護。

夜に再び外に出しておいた。

そんな天気だったがちゃんんと干されてはいるようで、表面に塩の結晶が出てきていたものも。

予定では今日仕上がるもくろみだったが、日照時間が少ない気がするのでもう一日プラス。

明日、日中干せば干し上がりとしよう。


合宿5日目

色が全体的に大分白っぽくなってきた。

裏返すと塩が表面に浮いているものが多かった。

今日で終わりだ!と決めていたものの、なんと最後の最後で取り込もうとしていた30分前にお天気雨。

ポツポツからあっという間にザザザザーーーとものすごい大きな雨粒。

天候は窓から随時確認していたものの、日差しは指していたので雨の降り始めに気づけなかった。

これだから夏はっっっ!夕立めーーーー!

しかーし、偶然にもポツポツと降り始めの段階で、たまたま外にいた父が即座に屋内に取り込んでくれていた。

カバーのおかげもあり、梅はなんとか濡れずにセーフ。

終わったかと思った、、、ファインプレーだぜ親父!

一応、夜間もそのままにして翌日の朝方、消毒した瓶に詰めました。


完成

つ、つ、つ、ついに!!!

梅干しの完成だぁああああああああ。

感無量。

ものすごい達成感。

私にも梅干し作れちゃった。

すごい!私!私!すごい!

言葉のアシメントリー!

興奮で何言ってんのかわかんなくなってきた。


なんだかんだで一週間かかった梅干し合宿。

家族にも助けられてついに完成しました。

嬉しいっ。

さて肝心のお味はというと、、、

酸っぱい!ほっぺがキューっとする。

まさに梅食べて口をすぼめるあの顔になった。

皮のあたりには甘みを感じて美味しい。

身が柔らかく、口当たりがいい。

久々に食べた、昔ながらの梅干しという感じ。

食べてわかったことは、良い梅干しは良い梅からということ。

大きくて良い梅だからこそ、初めての私も完成までこぎつけたのだと思う。

南高梅、ばんざい!


できた直後からも美味しく食べられるけど、半年くらい置いた頃が味も馴染んで食べ頃らしいので、これからもこの子の成長を見守っていきたいと思います。

我が家に美味しい宝物ができた。

大切に食べよう。

ビニール袋の梅干しは皮が破れてしまったもの

気になる方は早めに食べちゃいます







※別冊週刊女性「梅干し・ウメ酒・うめ料理Q&A」藤巻あつこ著 主婦と生活社 を参考にしたレシピです


第12回へ続きます。